さあ無事に免許を取りました。
ここでいったん明確にしておきたいのですが、私が猟師になる理由と条件は、
①畑の獣害を減らしたい。 ついでに地域の獣害も減れば。狩りがしたいわけではありません。
②狩猟にあまり時間はさきたくない。
③猟師になることで、金銭的負担は受けたくない。
この3点が最低限守りたいポイントです。 農業を継続的にしたいので獣害を予防したい。決して狩猟を趣味にしたいわけではありません。 そして、もし金銭的負担が発生するなら、補助金などを使って立派なフェンスを自分の農地に設置するほうが得策です。 そこで、町や、県の補助なんかを色々鑑みて、自分の農地+近所の人の農地を継続的に守る=罠猟師になるでした。
①に関して。 まずは自分の畑に入る獣を防ぐために、罠を仕掛けたい。これは自分の農地内なら勝手に罠を設置してよいのですが、それよりは畑によってくるための進入路。 いわゆる獣道に仕掛けたい。これは他人だったり、国などの土地なので罠狩猟免許が必要です。 まあそれならついでに、いつも通る道の近くや、犬の散歩道の近くなどの見回りしやすいところにも掛けたくなる。そして自分の畑の獣害は減っています。自然との戦いなのでたまたまなのかはわかりませんが。(ちなみに箱罠はどこにおいてもダイジョブ)
②に関して。狩猟に手間がかかりすぎるなら、別の補助で電柵やフェンスにも大きな金額が出るのでそちらのほうがいいかもしれません。 とりあえず犬の散歩ルート、畑への通勤ルートで仕掛けてみました。犬の散歩ルートは毎日小一時間の山登りなので、単眼鏡を持って散歩に行くだけですし、ちょっと横道横藪にそれるだけ。 畑への通勤?ルートへも少し横道にそれながら確認します。 増えた手間は単眼鏡を購入した費用と、横道横藪にそれる時間が15分程度かな?0分のような気もしますそして、罠にかかっていた場合。 こちらはだんだんと慣れてきて、今は一頭20分で処理が済むようになってきました。
③に関して。これも猟師になっていいかと思った大きな理由ですが、私の住んでいる町に関しては、罠の購入費用が補助されます。 いつまで補助があるのかは知りませんが。 これに関しては知る人ぞ知る補助でした。内緒ではないがわざわざアナウンスはしていない。 あぶないあぶない。 ちなみに大型箱罠、くくり罠、小型箱罠などの合法な罠は全て補助されます。 運送費用や送料などは出ません。 初年度は大型箱罠だけだと思っていたので大型箱罠だけ補助してもらいました。 くくり罠は近所の隠居おいちゃんからお古を5ついただくことに。 よって罠費用は大型箱罠2台分の送料だけとなりました。 翌年にくくり罠も補助してもらい購入しました。ただ、罠は修理しながら使っていくものなので修理にかかる道具代、部品代などの費用はかかってきます。たた報奨金も入ってくるのでコストとしてはしれたものになります。
そして大きなのは有害駆除での報奨金です。 小さな街だからか、被害が大きいのか、特に狩猟実績なんてものはなくとも罠猟師なら有害駆除員になれます。これで獣一頭につきいくらかの報奨金が出ます。金額は毎年その予算によって変わるようですが、うちの街は少ない方でしょう。
毎日の見回りはたいことはありません。 罠後の処理も報奨金を考えればいい儲けになります。ランニングコストでいうと確実にプラスになると思います。
で、事前に補助金やかかる経費などをまとめてみました。 ええ、本当に取らぬ狸の皮算用です。
受験費用5200円+事前講習費用10000円+診断書費用4000円+証明写真1000円=20200円
この内、行政の補助金は受験費用と、事前講習費。(ただし合格すればです。落ちたらもらえない)診断書はこの人麻薬とかやってないですよ~健康ですよ~ていう医師の診断書。病院によってまちまちです。
この時点で実質5000円のお金がかかります。
そして合格後には、猟友会への加入費用や狩猟登録の費用が待ってます。詳しくは今度。
ほなまたね