烏骨鶏の卵を食べてみようじゃないか! その③ 幼雛28日齢まで。(室内飼育編)

烏骨鶏の卵を食べてみようじゃないか! その③ 幼雛28日齢まで。(室内飼育編)

ヒヨコたちも二週間もたつと、だいぶと跳んだり跳ねたり走ってみたり。 だいぶと可愛くなってきます。 昼夜の区別もついて昼夜のわかりやすい室内で飼っていると、夕方には「黄昏鳴き」をしたりします。 人間でいうと赤ちゃんを卒業して三歳児から幼稚園というところでしょうか。

この時期に気を付けること

14日齢を過ぎると今度は、雛の要求温度が27℃以下になってきます。 ここまでくればもうだいたい安心です。 寒くて体調を崩すということはないでしょう。 ここから20度まで下げたいのですが、 資料によっては17℃までなんて言うところもあります。 ただし、これらは商業的な育成のことであって、 「ペット」としてではありません。 要は暑いと、卵を産まないし、餌を食べなくなって、水を飲みすぎて体重も増えないし床も汚れて困る。 寒くても活動が鈍って生産性が下がる。 という商業的な要素です。 14日齢を過ぎれば、20℃以下になる夜の冷え込みや、30℃を超える蒸し暑い夏の部屋に気を付ければ大丈夫です。

夜の冷え込みには今までと同じような対応を。 温度の上昇にはクーラーや、扇風機、保冷剤などで対応します。 温風、冷風にかかわらず、直接の風は当たらないようにします。

この時期の餌

そろそろ色々食べさせたくなってきます。 いろんな餌に慣れてくれるほうが、この先も偏食しなくていいので。 が、切れにくいものは、基本みじん切りにして与えてください。このころなら、5mm以下のみじん切りがいいでしょう。 外で放し飼いにしていると、5センチぐらいの長さの草を呑み込めずに口から垂らしていることもあります。 そんなときは引っ張って出すか、切ってやるかするんですが。 あとみじん切りにしたほうが食いつきもよいです。 大きくなれば、ニンジンでもそのままつついて食べてしまいますが、この時期はつついてもちぎり食べるほどの力はありません。 食いが悪ければ、米ぬかや、削り粉(無塩の物)をかけ混ぜてやると喜んで食べます。 米ぬかは特にビタミンなんかも豊富なので、補助的に高い頻度で使ってあげてください。 (煎りぬかでも大丈夫です。) 食べる量は、すべて配合飼料だとして、基本的に体重の5%です。 成鶏時に小型種やメスで2kg~大型種やオスで5kgになります。 気を付けてほしいのは「肉用種」の場合、無制限に食べてしまう場合があります。 食べる量に気を付けないと、必要以上に肥満になり歩行困難などの病気が出ます。

飼育環境~室内飼育の場合

そろそろ帰巣本能を促す意味でも、小屋を準備してあげてもいいころです。 小屋はウサギ用のケージが大きさ的には一番良いです。 小屋の中のみで飼うのなら広めのものを。 小屋は寝るときのみというなら小型でも。 寝るときのみならおむつは必須です。 こんなやつ。

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これにティッシュも入れとくと楽です。 とはいっても、鳥は一日中糞をします。 糞には二種類あって、通常便と盲腸便があります。 盲腸便はしこたま臭く、だいたい朝夕の二回します。 特に朝。 それを考えるとおむつの中は盲腸便に合わせて変えてやるといいと思います。 通常便はさほど匂いません。 エサの匂いのほうが気になるぐらいです。 ちなみにおむつを替えないことによる不快感はなさそうです。

それと砂浴びです。 ちょっと深めの衣装ケースみたいなものにホームセンターで売ってる「川砂」や「砂」を入れてあげてください。 海の砂は塩分が危険です。 だいたいコンクリートコーナーにあります。 ベランダなんかでできれば理想なんですが。 できれば使用毎に日光消毒やふるいにかけて。 最後の処理は「燃えないゴミ」になるでしょう。 ただし、農家や、芝生のある家なんかは喜んでもらってくれると思います。 粘土質の畑なんかには鶏糞も入ってて最高の土壌改良剤です。 ただそのままプランターに入れて家庭菜園っていうことには不向きです。 混ぜて使うものなので目的に合わせてブレンドしてください。

あとどうしても床をつつきますし、足でひっかきます。 フローリングに傷はもちろん入ります。 カーペットを敷いても、毛が痛んでほこりが舞います、安くて交換しやすい敷物にしましょう。(ビニール床とか) ちなみに壁もつつきます。 興味のあるものは何でもつついてしまうので、 人間の赤ちゃんと同じように口に入るようなものは排除しておきましょう。

ほなまたね