烏骨鶏の卵を食べてみようじゃないか! その④ 幼雛28日齢まで。(屋外飼育と鳥小屋づくり編)

烏骨鶏の卵を食べてみようじゃないか! その④ 幼雛28日齢まで。(屋外飼育と鳥小屋づくり編)

ヒヨコたちも二週間もたつと、だいぶと跳んだり跳ねたり走ってみたり。 だいぶと可愛くなってきます。 昼夜の区別もついて昼夜のわかりやすい室内で飼っていると、夕方には「黄昏鳴き」をしたりします。 人間でいうと赤ちゃんを卒業して三歳児から幼稚園というところでしょうか。 とういうくだりで、屋外飼育編です。

室外飼育と違うところ

特にありません。 気を遣うのは「放し飼い」なのか「鳥小屋飼育」なのかで違ってきます。 我が家は放し飼いです。 朝に小屋の戸を開け、夜に小屋の戸を閉めます。 家族全員の帰宅時間が日没時刻を過ぎるような時や旅行時、大雨や、台風時は、早めに小屋に入れたり、出さなかったりします。 一日二日は平気です。

鳥小屋飼育の場合(鳥小屋の条件)

・広さは最低限、畳(コンパネ)一枚に5羽まで。

もちろん、広ければ広いほど良いです。産卵箱や、エサ入れ、水入れ込みでこの広さが欲しいです。 歩き回り、飛び上がる運動ができないと足が弱ってしまいます。 そしてこの広さで床面が、土、腐葉土、落ち葉なんかの環境だと糞の処理がほぼいりません。

・高さは最低限65cm以上。

鳥の身長が大きくて45cmぐらい。 そして止まり木を地面から20cmは高くしてつけてください。 高さももちろん高ければ高いほうがいいです。 屋根がいっぺんに開いて掃除できる小屋ならいいですが、 そうでないなら人が入れる高さがいいですね。 採卵もって考えると高いほうがいいでしょう。

・獣害対策

理想だけ述べると、鳥小屋の全面とも地下20cmは、板、金網、コンクリートで壁を作る。 地面から45㎝は板張り。 それ以上は金網張りで。 田舎でなくても対策は必要です。 たぬきやイタチだけでなく、都会のネズミ、野良猫のほうが怖いです。 地下部分はブロックを埋め込み、そのままそれが鳥小屋の基礎になれば理想です。 ブロックがだいたい20cmあるのでOKです。20cmあれば、ネズミでもアナグマでも大丈夫です。  地面から45cmはコンパネを立て切りにしたものがいいでしょう。 45cmというのは、「外からニワトリが見えない高さ」です。 獣は匂いでといいますが、見えないに越したことはありません。 その以上は金網がベストです。 金網の穴の大きさは、2cm以下が理想です。 それ以上だと、ネズミ、コウモリ、ニワトリを食べてしまうサイズのヘビが入ります。 金網の強度は予算と相談してください。 #18表示の線径1.1mm以上なら猫、ネズミは、ほぼ大丈夫です。

素材はもちろん錆びない丈夫なステンレスがいいのですが、コーティングの物でも十分です。

なぜ、ガラス窓や、壁じゃダメなのかというと「換気」が鳥には必要です。換気が悪いとすぐに呼吸器系の病気になります。 そして「暑いのに弱い」ので真夏でも空気が良く通るようにしてください。 ちなみに寒いのはいくらでも平気です。 産卵数が減るだけです。(減らさない方法もあります)

・床面

掃除しやすいというだけでコンクリートは選ばないでください。 排水の良い土(雨でも水たまりができない)、と落ち葉、腐葉土があれば掃除すらいりません。 自然に土にかえっていきます。 何なら虫もミミズも増えてにわとりは大喜びです。

事情によりコンクリートになってしまう場合は落ち葉ではなく、砂とバーク堆肥を混ぜたものをなるべく多めに強いてあげてください。 地面をつつくときに床面がコンクリートだとニワトリのくちばしは削れて行ってしまいます。 砂とバーク堆肥がクッションになります。 バーク堆肥だけだとクッションとして弱いです。

床に敷くものは 森の腐葉土が一番です。 手に入りにくい場合はおがくず、もみ殻なんかをバーク堆肥と混ぜてあげてください。 一回入れればあとは補充程度で十分です。10㎝程積んであげると大丈夫。 週に一回ぐらい天地返し、してあげましょう。

・屋根材

直射日光による温度上昇に対する、遮熱効果を考えてください。 簡単なのは、コンパネ(ベニヤ)の上に一番安い波板。 そしてその波板にはシルバーのジンクペイントです。 

波板はどんないいものを使っても必ず劣化していきます。 ジンクペイントを塗った波板、またプラスチックは半永久的に劣化しません。 シルバー塗装だと日光も反射するので、小屋内の温度上昇もほぼありません。 放し飼いの際の、日陰として待避所にもなります。

屋根の大きさは雨の日に鳥小屋内に雨が入らないようにすることがベストです。 雨の日は周りをシートで囲めば、、とは考えないでください。 夏の雨の日は、脱水症状で鶏たちが死んでしまいます。

自動給餌機

塩ビパイプで簡単に作れます。 写真のように塩ビパイプで外から補充、自動で食べた分だけ落ちる仕組みが簡単です。 中の皿は落ちない。 乗れない。 取り外せる。を前提に選んでください。 塩ビだと残量が見えなくて困るかもしれませんが、すぐにペースがつかめます。

自動給水機

新鮮な水がいつでも飲めるようにしてあげてください。 元気がない時には「お酢」の20倍溶液なんかも飲ませたりするので、それも考慮して。 ちょっと今改良中なので写真はまた後日。

ほなまたね