耕作放棄地を借りたので、 山から沢水を引いてきました。その①
- 2025.06.11
- 家庭菜園

畑は完成したのですが、何せ水がありません。 雨水タンクや離れた川からポンプでくみ上げとか考えたんですが、 農業用黒ポリパイプが手に入ったので山から水を引いてくることにしました。 googlemapで見ること直線距離で200m。 高低差や実際を考えると300mほどでしょうか。 必要なものは、「ポリパイプ」「ビニールタイ」「暗渠パイプ」「ポリグリップ」「塩ビパイプとその仲間たち」になります。 季節は水の少ない、藪も枯れた冬がいいでしょう。
農業用黒ポリパイプとは
田舎でよく見る農業用の黒いホースのこと。 ポツンと一軒家とかで山から水を引いてるパイプです。 こんなやつ。
意外と軽いので120mでも一人で運べますし、伸ばして引っ張ることもできます。 伸ばすときはねじれや折れに注意。型が付いてしまいます。これを必要な距離そろえる。 値段や色々なバランスがあるでしょうが、水圧、水量を考えると太ければ太いほど良いです。
暗渠パイプとは
本来なら排水の悪い庭や畑に埋設するものなんですが、逆にこれで土や、ゴミを避けて集水もできます。 なかなか短くは売っていません。 近所のホームセンターで4m=1000円ぐらいが最小購入ロットでした。 パイプがなければ自分で塩ビに穴をあけたりしなくてはいけません。 手間と、いつかまた交換なんかを考えると1000円は安いかもしれません。
ビニールタイとは(ハウスバンド)
何でしょう。 ビニールタイと呼んでいましたが、ハウスバンドが正式名称でした。 ホームセンターに行くと何種類かおいていますが、細いほうが扱いやすいです。 さすがビニールハウス用。熱にも紫外線にも強いです。 支柱をくくりつけたり色々大活躍します。 今回はホースを引いてくる中で木の幹などに固定する際に使用します。 これでホースの高さも調整します。
ポリグリップとは
入れ歯は関係ありません。 ポリパイプの接続に使います。 ただ値段が高い。 あとで格安でつなぐ技も書いときます。
塩ビパイプとその仲間たちとは
塩ビパイプとその仲間たちです。 特に必要なのはこんなやつ。
この辺を揃えたらいよいよ山にこもります。取水口から中に追っていきましょう。
取水口の作り方
川の水を取水してよいかは、自分でご確認を。 川の途中にダムを作ります。 写真では見にくいですが、一番下はホースがつぶれないように、ポリパイプがぎりぎり通る太さの塩ビパイプが1mほど入っています。 小さな石は大雨ですぐ流れるので、 川下に大きな石やブロックを置いて 川上に向けてだんだん小さくしてゆきます。 そして最後にまた大きめの石。 あいだあいだに小さな石をなるべく詰めてゆきます。 塩ビパイプから水が抜けるので作業はしやすいと思います。 別に構わないならモルタル詰めてもよさそうですし、モルタルの代わりに完成後に川砂をめいいっぱい入れればそれで済みます。 あとは年月がしっかりと水のたまるダムにしてくれます。 完成後入口側に塩ビパイプに暗渠パイプをはめ込みます。 ポリパイプと塩ビパイプのサイズがちょうど合うなら、塩ビパイプに暗渠パイプをつけて、ポリパイプは突っ込むだけだとメンテナンス性はだいぶ上がります。 注意するところは、取水口の直径の面積以上は、暗渠パイプの穴の合計面積や、取水パイプの穴が必要です。なお暗渠パイプの口はペットボトルがちょうど直径が一緒です。
ポリパイプの引き方
まずはざっくりホースを延ばしてしまいます。 折れないように注意です。折れグセが付いてしまいます。 横巻きのまま伸ばすと折れます。 立てた状態で転がすのが得策です。そのほうが作業効率が良い。 伸ばし終わったら、そしてそのあとで傾斜がつくように敷いていきます。軽いですよ。途中で分岐なども作るかもしれませんがまずは本筋をまっすぐ引きます。
ちょっと長くなってきたので続きます。
ほなまたね
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